ギケイキ
町田康 ギケイキです。この作品は要するに義経記でした。源義経のお話しを現代語訳したものですね。ノリは三谷幸喜の清洲会議のような軽いノリです。
義経はんは京都のお生まれなので全編京都弁?かと思いきや、いまどきの若い兄やんが使うようなセリフが混じっているし、〜どす。も出てこない。どっちかつうと泉州弁か河内弁ですね
「たんねてなはんのか?」などひらがなのセリフが多いんで関西以外の人には読みにくいかも
極め付けは以下のやりとり
A「こらっ、静かにせぇ」
B「なんでやねん」
A「ここでお前 中略 えらいこっちゃで」
B「それもそうやな 中略 後で病院行こ」
A「だあってぇ」
お判りいただけるだろうか?
最後のAのセリフの意味
普通に読むと「だって」が訛ったと思いますよね、会話の流れとしては不自然ですが
実際にはAが言ってるのは
「黙ってぇ」なのです。
印象に残ったので抜粋しました。
本書中の言葉づかいに劣らず下品さにあふれる作品でした。それがまたいいところでもありますが
そんな訳で少しだけ歴史の勉強になる一冊でした。
トレラン走ってきました。
波賀トレイルランニングの12.5キロクラスを走ってきました。初トレイルなので短めの大会をチョイス。まぁ楽しかったすね。登りは歩いて、走れるとこは走ると。2時間ほど掛かったのですが所要時間的から言うと運動としてはちょうどいいぐらいです。これが5時間も山の中だとハード過ぎるなぁ、いまの私の実力でわ。
以下公式からの転載、ブログ用に写真を撮ってたんやけど意味なかった。笑
ゴール後です。この後施設内にある温泉に入ってさっぱりしてきました。
1973年のピンボール
こんにちはノブです。続いては第2作目の1973年のピンボールです。
村上春樹全集の第1集の後半です。図書館って良いですね。なんせタダなんで
主人公の僕は24才になりました。友人と翻訳会社を経営しています。そしてどこから来たのか不明な双子の姉妹と同居しています。一方鼠は地元に残り新聞の売ります欄で取引のあった女性と深い仲になっていました。ちなみに取引のブツはタイプライターでした。
てな状況の中で物語が進んで行くのです。
なんかねーみんな浮世離れしてるよな。生活感が無くてなんかスカしたことばっかり言ってて、こんな奴おらんわ。そんな風にばっかり思って読んでましたです。
ただピンボール機に関するくだりだけが面白かったですね。
ストーリーを追うことが染みついているんでしょうな。
ハルキストへの道は険しいですね。