ノルウェイの森(下)

上巻は手こずったのに、下巻は土日で読めてしまいました。セックスシーンが多かったからですかね?


主人公のワタナベ君てのは他人に無関心で感情の起伏に乏しくて執着心もなさそうなのに恋愛に関しては結構な粘着質、でありながら独占欲はそんなに持っていない。なんかアンバランスな感じがするんやなぁ。


ということで、ノルウェイの森あんまり好みでないです。さすが村上春樹、凄い、深い、と感想を書きたかったのに残念。


自分が好きな本というのは、感情移入できたり、スゴいと感心出来たりが基本なんですね。この本にはそれが無かったわけです。ノルウェイの森が好きな人はどんなところが好きなのか聞きたい。実はセックスシーンが。と言われれば納得しますが。


先に読んだ風の歌を聴け1973年のピンボールノルウェイはつながっているようで、その辺の考察をするところに面白さを見出せそうな気がする。鼠と僕のシリーズはあと2作あるのか次はそれらを借りてこようと思います。


村上作品はまだ読んでいきますよ。